黒糖焼酎 100倍楽しもう 東京のアンテナショップ

2018年11月26日

社会・経済 

黒糖焼酎の飲み方や奄美の食材を使ったつまみなどを提案した石原さん(右)=24日、東京・吉祥寺

黒糖焼酎の飲み方や奄美の食材を使ったつまみなどを提案した石原さん(右)=24日、東京・吉祥寺

 東京都武蔵野市吉祥寺のアンテナショップ「奄美amami」で24日、「奄美黒糖焼酎を100倍楽しむ! 飲み方レッスン」と銘打ったイベントがあった。黒糖焼酎語り部の石原みどりさんが講師となり、おいしい飲み方や奄美の食材を使った料理を提案。参加者はグラスを片手に、奥深い焼酎の世界に酔いしれた。

 

 アンテナショップは吉祥寺駅前のハモニカ横丁内にあり、奄美大島と喜界島の特産品を展示・販売している。イベントは黒糖焼酎の新たな魅力に触れてもらおうと店側が主催した。

 

 石原さんは水・ソーダ・お湯で割る基本の飲み方について▽常温の水を使って焼酎の素直な味わいを引き出す▽氷を入れた焼酎に1割程度の炭酸水を加えると香りが開く▽50度くらいのお湯割りでまろやかになる▽割り材を焼酎と合わせるときは優しく丁寧に―などのこつを伝授。

 

 「ホットミルク割り」「ホット黒糖レモン」のカクテル2種も紹介したほか、ショップで販売しているきび酢やタンカン風味の塩などを使ったつまみ料理をレシピとともに提供した。

 

 参加者は石原さんに教わりながら実際にドリンクやつまみを作り、奄美の酒と食のマリアージュを楽しんでいた。普段から黒糖焼酎を飲むという久留島美保さん(43)は「作り方によってこんなに香りが変わるのかと目からうろこ。ミルク割りは斬新で驚いたがとてもおいしかった」と話した。

 

 ショップはあまみ商工会(奄美市笠利町、奥篤次会長)が全国商工会連合会の「共同販売拠点整備型による地域特産品等の販売開拓環境整備事業」を活用して今年9月にオープン。2019年2月までの限定運用で、売り上げの結果などを受けその後の継続を判断するという。