新規就農者5人を激励 関係者がエール送る 一人一人が出席者の前で抱負 沖永良部島

2022年07月07日

社会・経済 

出席者の前で抱負を述べる新規就農者=6日、沖永良部島

沖永良部地区の新規就農者励ましの会(県大島支庁沖永良部事務所農業普及課など主催)が6日、和泊町防災拠点施設やすらぎ館であった。先輩農業者や関係機関の担当者らが出席し、2022年度の新規就農者5人(和泊町3、知名町2)を激励。新規就農者への支援制度や農業関係の各種団体を紹介した。

 

愛川克也県沖永良部事務所長はあいさつで「皆さんが希望をもって農業に従事できるよう、関係機関、団体が一体となって支援していくので、一日も早く技術、知識を習得され、目指す農業経営を実現されることを祈念する」と述べた。

 

出席した新規就農者一人一人が抱負。バレイショとサトウキビを栽培する村山大樹さん(和泊町)は「親が農業をしていて面積もあるので、それを生かし、地域の親戚からも畑を借り、規模を増やしながら頑張っていきたい」、辻雄一郎さん(知名町)は「技術のある経営者から学びながら、花の島沖永良部のキク農家として恥ずかしくないものがつくれるよう頑張っていきたい」と話した。

 

前登志朗和泊町長は「皆さんが農業に新しい感覚と柔軟な発想、強い意欲を持って取り組み、農業が魅力あふれる職業であることをアピールしてほしい」、今井力夫知名町長は「学ぶということの語源はまねる。自分がまねしたいと思った指導農業士を見つけ、学んでまねをし、いつか自分なりの農業経営を身に付けていってほしい」と励ましの言葉を掛けた。