「人の温かさ実感」 協力隊・活性化起業人が活動報告 知名町
2025年03月17日
地域

「人の温かさ実感」 協力隊・活性化起業人が活動報告 知名町
知名町で活動する地域おこし協力隊と地域活性化起業人の合同活動報告会が13日、町役場であった。現役で活動する3人が2024年度の活動を報告し、出席者から意見や提案を聞いた。
現在、知名町では地域おこし協力隊9人、地域活性化起業人1人が活動。報告会は普段関わる人たちと顔を合わせて活動報告をと、初めて開かれた。町議員、集落区長、役場関係課職員などが参加した。
「島の交流ディレクター」として島の魅力発信や観光プログラムの企画、イベント開催などに携わった池中良子さんは「たくさんの人の力を借りて仕事ができた。1年で退任となるが、これからもなんらかの形で島に関わっていきたい」と語った。
おきえらぶフローラルホテルの料理長を務める地域おこし協力隊の平川光博さんは「料理の事しか分からないが、どこに行っても料理を通して島の人たちの温かさを感じた」と感想。今後の課題に「人材確保」を挙げ、「調理師学校などとのつながりをつくり、料理人が増えるような役目をしたい」と力を込めた。
町への再生可能エネルギー設備の導入事業について、専門的技術を分かりやすく説明するエバンジェリストとして活動する地域活性化起業人の藤原宗徳さんは、同事業導入に関して住民や対外的な説明、資料作成支援に携わった事を報告したほか、企業誘致や産業振興、廃棄物発電の活用に向けた活動や考えを語った。