奄高関東同窓会が「ラブハチ賞」 奄美から4団体参加 東京・渋谷おはら祭
2025年05月20日
地域

渋谷・鹿児島おはら祭で「ラブハチ賞」を受賞した奄美高校関東同窓会=18日、東京・渋谷
第28回渋谷・鹿児島おはら祭(同実行委員会主催)が18日、東京都・渋谷で開催された。鹿児島にゆかりのある奄美の4踊り連を含む関東51踊り連と鹿児島の10踊り連の総勢約2000人が出場し、若者や外国人観光客でにぎわう渋谷の街をおはら節の熱気で包み込んだ。踊りの美しさやチームワークを競うコンテストで、奄美高校関東同窓会(永井珠海連長)が「ラブハチ賞」を受賞した。
渋谷・鹿児島おはら祭は、鎌倉時代に渋谷一帯を所領した相模国の豪族・渋谷氏が一族挙げて薩摩に移住したことに由来し、1998年に始まった。毎回、各踊り連が思い思いの華やかな衣装で踊っている。

大島紬とハイビスカス柄の衣装で奄美の文化と世界自然遺産登録をアピールした東京奄美会女性部=18日、東京・渋谷
奄美高校関東同窓会以外の奄美関連の踊り連は、東京喜界会・島踊りの会(橋川愛子連長)、関東・ザ・徳之島(泰良宗男連長)、東京奄美会女性部(関初枝連長)。関東・ザ・徳之島は勇ましい闘牛とのコラボの踊りを、出場回数26回となる東京奄美会女性部は大島紬とハイビスカス柄の衣装で島の文化と世界自然遺産の奄美をアピールした。
渋谷区観光協会公式キャラクターの「ラブハチ」にちなんだ新設の「ラブハチ賞」を受賞した奄美高校関東同窓会は、子どもたち12人を含む合計42人が出演し、明るく元気な踊りを披露した。永井連長(48)は「出身者のほか、奄美ファンの子どもたちなどもメンバーに加わり、楽しく笑顔で踊れたのが良かったと思う。受賞できてうれしい」と笑顔で話していた。