完全オンラインで実施 徳之島町 大学生30人インターン参加

武蔵野大の学生らが参加したオンラインミーティングの模様(徳之島町提供)

 武蔵野大学(東京都西東京市)と徳之島町が連携して実施しているインターンシップ「徳之島プロジェクト」が17~26日にあった。同大の学生約30人が参加。同町山集落に焦点を当てて完全オンラインで取材や学習をした上で、徳之島の魅力を掘り下げて考案したエコツーリズム案を提唱した。

 

 2015年度から実施しており、例年は夏休みを利用して来島し、農業実習や映像作品制作などさまざまな活動を行っている。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、今年はオンラインに切り替えて実施した。

 

 現地での取材は町職員や地域おこし協力隊、集落支援員らが協力。あらかじめ撮影しておいた動画や講義を通して徳之島について詳細に伝えたほか、学生から集落住民へのリモートインタビューも実施して情報収集に努めた。

 

 最終日の26日は高岡秀規町長らも参加したオンラインミーティングがあり、各学生が考えたエコツーリズム案を発表した。学生の一人は島内の海岸を利用した案を提唱。同海岸が景観に優れているだけでなく闘牛の散歩やトレーニングの場所となっていることを紹介し、「徳之島らしい海との関わりに出会える」とその魅力を伝えた。

 

 学生たちは10日間の取り組みを通して「もう実際に島に行ったような気分」「大げさでなく徳之島は日本の宝」などさまざまな感想を述べた。中には「授業を通して学生同士も仲良くなれた。コロナが落ち着いたらみんなで徳之島へ行こう」と呼び掛ける学生もいた。

 

 10日間、学生たちに協力した同町企画課企画開発係の梅山良介係長(35)は「外部から徳之島を見た視線は新鮮で私たちも学ぶことが多かった。完全オンラインは初の試みだったが、学生たちの成長から十分な手応えを得られた」と振り返り、「今後も同大との連携を継続して関係人口拡大、徳之島の魅力のPRにつなげたい」と話した。