水害防止へ課題共有/奄美大島

2017年05月16日

地域

河川災害を中心に、ハード、ソフト両面での対策推進を確認した協議会=15日、奄美市名瀬

河川災害を中心に、ハード、ソフト両面での対策推進を確認した協議会=15日、奄美市名瀬

 奄美大島地域の県管理河川に関する水防災意識社会再構築協議会(事務局・県大島支庁建設課)が15日設立され、奄美市名瀬の奄美会館で初会合があった。協議会は島内5市町村と県、名瀬測候所で構成。2010、11年の奄美豪雨災害を踏まえ各市町村が策定した防災計画などに基づいて水害防止の現状や課題を共有し、ハード、ソフト両面から地域全体で取り組むべき対策を盛り込んだ向こう5年間の方針を本年度内に策定する。急傾斜地が多く土砂災害も多発する地域性を踏まえ、奄美大島地域については県管理河川の水害以外の災害にも対応した取り組みも検討していく。