奄美・沖縄の生き物を紹介 鹿児島市で世界遺産記念写真展

2022年06月18日

世界自然遺産

世界自然遺産の「奄美・沖縄」に生息する生き物たちを紹介する写真展=17日、鹿児島市

「豊かな自然をつなぐ 奄美・沖縄世界自然遺産登録記念写真展」が17日、鹿児島市のイオンモール鹿児島で始まった。世界自然遺産の奄美大島、沖縄島北部(やんばる地域)で活動する写真家2人が、希少な生き物たちをカメラで捉えた計17点の作品が並び、来場者の目を引いている。26日まで。

 

展示されているのは奄美市出身の自然写真家・常田守さんが撮影したアマミノクロウサギやヒメハブ、リュウキュウコノハズクなど9点と、東京都出身の動物写真家・湊和雄さんが撮影したヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど8点。鹿児島市から訪れた男性(63)は「見たことのない生き物たちばかりで驚いた。いつか世界自然遺産の島々を巡ってみたい」と話していた。

 

写真展は7月7日に東京都である「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録1周年を記念したシンポジウム(朝日新聞社主催)の関連イベント。シンポジウムでは、山極壽一前京都大学総長とミュージシャンのイルカさんが特別対談するほか、パネル討論がある。当日の様子は同月20日からインターネット上で視聴できる。