交通事故に遭ったクロウサギ保護

2015年12月15日

負傷して保護されたアマミノクロウサギ=14日、徳之島町

負傷して保護されたアマミノクロウサギ=14日、徳之島町

 徳之島町北部の農道で13日夜、国の特別天然記念物アマミノクロウサギが負傷した状態で見つかった。同町の自然保護関係者が道路にうずくまっている個体を見つけて保護し、町内の動物病院に運んだ。頭部を強打して下顎が骨折しているとみられ、交通事故に遭った可能性が高い。環境省徳之島自然保護官事務所は「夜間の運転は減速して、飛び出しに注意してほしい」と呼び掛けている。保護されたクロウサギは体重約800㌘の雄とみられる幼獣。