移出ポンカン廃棄始まる/奄美市と瀬戸内町で

2015年12月15日

社会・経済 

廃棄命令を受け、埋設されるポンカン=14日午前11時30分ごろ、奄美市名瀬朝戸地区の市有地

廃棄命令を受け、埋設されるポンカン=14日午前11時30分ごろ、奄美市名瀬朝戸地区の市有地

 奄美大島で緊急防除が行われている果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエ対策で、島外移出用ポンカンの廃棄作業が14日、奄美市と瀬戸内町を皮切りに始まった。島内5市町村を通じて、国が生産者個々に行う廃棄命令に基づく。同日までに命令を受けたのは、両市町で11日までに集荷され、県の買い上げ価格決定などの手続きを終えた約70㌧(奄美市28㌧、瀬戸内町42㌧)のポンカン。今後、順次廃棄される。両市町に続き、宇検村と龍郷町は15日に廃棄作業を開始。大和村は集荷状況により、順次廃棄を行う予定だ。