身近な植物の特徴学ぶ 知名町で鹿大が教室

2020年11月10日

地元の植物について学んだ植物教室=8日、知名町の大山

地元の植物について学んだ植物教室=8日、知名町の大山

 第3回奄美群島の植物教室(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター主催)は8日、沖永良部島の知名町であった。和泊、知名両町から13人が参加。同センター特任教授の鈴木英治さんを講師に、島に自生する植物の名前や特徴を学んだ。

 

 身近にある植物について理解を深めてもらおうと、沖永良部島では初めての開催。午前は大山で約1キロの遊歩道を約2時間かけて散策しながら植物を観察した。鈴木さんは同島北限のヒサカキサザンカや真っ赤な果実がなるゴンズイ、木刀やそろばんに利用され、材質の堅さが特徴のイスノキなど、実際に葉や花を見せながら分かりやすく解説した。

 

 参加した川内房代さん(66)=和泊町=は「名前が分からない植物が多かったので、今日は知ることができて面白かった。今度孫たちに教えられるかな」と笑顔で話した。

 

 午後はウジジ浜公園に移動し、海岸植物を観察した。