与論クラスター関連51人に 8、9日で新たに9人

2020年11月10日

地域

A4台紙(消すな) 【鹿児島総局】県と鹿児島市は8、9の両日、新たに計14人の新型コロナウイルス感染者の確認を発表した。このうち9人が与論町の「ラウンジ Rose(ローズ)」を中心に広がった同町2例目のクラスター(感染者集団)関連で、与論町在住が8人、和泊町在住が1人。10歳未満から90代までの男女で、与論町で11月以降に発生したクラスター関連の感染者数は51人となった。

 

 与論町のクラスター関連の新たな感染者は、与論町が10歳未満、30代、50代、90代が各1人、10代と60代が各2人、和泊町が30代1人。与論町の90代男性と60代女性に倦怠(けんたい)感など、同町の10歳未満女性に味覚障害などの症状があるという。

 

 県によると、9日現在で与論町のクラスター関連の感染者状況は▽県本土の医療機関14人、宿泊施設9人▽奄美大島の医療機関2人、宿泊施設17人▽沖永良部島の医療機関1人▽与論島の医療機関5人、自宅待機1人。これ以外に、2人が退院、退所している。ラウンジRose関連の感染者数は41人(店員3人、利用者25人、その他の親族など濃厚接触者13人)。

 

 県は9日中に28人のPCR検査を実施。10日までに結果が判明する。

 

 県健康増進課によると、感染者の中には、酒の回し飲みをしていた人もいたとされる。7月から8月にかけて発生した与論町のクラスター関連の感染者は110人(県外在住者含む)となった。

 

 このほか、8、9の両日、鹿児島市と福岡県の20代から60代までの男女の感染が確認された。県内の感染者数は9日現在、537人。8日現在、32人が医療機関に入院し、33人が宿泊療養、2人が自宅待機中となっている。