大賞は青木薫さん(瀬戸内町) 入選・入賞、58作品決まる 奄美を描く美術展
2021年10月12日
芸能・文化
第20回奄美を描く美術展(同実行委員会主催)の作品審査結果が11日に公表された。審査会は奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で4日に実施。東京藝術大学の中島千波名誉教授が審査委員長を務め、入選47、入賞11の計58作品を決めた。大賞には瀬戸内町在住の青木薫さんの油絵「節田立神」が選ばれた。
同美術展は全国の美術愛好家から優れた作品を募集し、奄美の文化振興や観光の発展に役立てようと毎年開催している。今年は群島内外から97点の作品が寄せられた。中島教授は「色合いや構図を勉強し、絵に真剣に向かう人の作品が幾つも見られる」と評価した。
作品は23日~11月21日に同美術館企画展示室で公開。入場無料。奄美パーク・同美術館開園20周年を記念し、首都圏での巡回展も計画している。新型コロナウイルス感染防止のため授賞式やギャラリートークなどのイベントは中止となる。