ちゃずさん絵画展始まる 奄美の動植物など題材、6日まで 奄美市

2024年05月03日

芸能・文化

2日に始まったちゃずさんの「絵画展&ライブペイントツアー」=2日、奄美市名瀬

イラストレーター・ちゃずさん(33)の「絵画展&ライブペイントツアー」が2日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで始まった。ちゃずさんが2018年から2年半暮らした瀬戸内町加計呂麻島の西阿室集落での生活体験を基に、風景や動植物などをモチーフにした絵画、タペストリーなど約50点が展示されている。入場無料。6日まで。

 

ちゃずさんは埼玉県出身。加計呂麻島での生活の様子は、21年に公開されたドキュメンタリー映画「夫とちょっと離れて島暮らし」でも紹介された。

 

絵画展は全国を巡るツアー形式で、22年に神奈川県横浜市を皮切りにスタートした。10回目の今回で終了し、奄美が最後の開催地となる。イルカやウミガメ、ハイビスカス、夕日など奄美の動植物や風景を題材にした絵画のほか、島の住民との交流や子育て体験のエッセーマンガなどが並んでいる。

 

会場ではちゃずさん制作のイラストが入ったポスターやステッカーなどのグッズも販売。ちゃずさんが滞在する時間帯には、購入したグッズに似顔絵とサインを描くイベントも実施している。

 

ちゃずさんは「島に帰りたいという気持ちで描いた作品ばかり。新型コロナの影響で奄美の皆さんにお披露目できていなかったので、今回見てもらえる機会ができてうれしい。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けた。

 

絵画展は午前9時~午後9時。(6日は午後7時まで)。4日午後1時から観衆の前で絵を制作する「ライブペイント」や島唄ライブもある。ちゃずさんの滞在時間は▽3、5日=午前11時~午後3時▽4日=午後1時~午後3時▽6日=午後3時~同7時。