島好きとしてエラブPR 地域おこし協力隊に池中さん着任 知名町

2024年05月03日

政治・行政

知名町地域おこし協力隊に着任した池中良子さん(左)=1日、同町役場(提供写真)

知名町で7人目となる地域おこし協力隊の辞令交付式が1日、同町役場の町長室であり、同日付で着任した東京都出身の池中良子さん(45)に辞令が手渡された。「島の交流ディレクター」として沖永良部島の魅力発信や観光プログラムの企画、同町の観光拠点施設「エラブココ」を交流の場としたイベントの開催などに携わる。

 

池中さんは東京の大学を卒業後、住宅メーカーに勤務。2級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、前の職場は大阪の設計事務所。夫と中学2年生の息子は大阪に残り、小学5年生の娘と2人で先月、知名町に移り住んだ。

 

沖永良部島を初めて訪れたのは約2年前。「素朴で、自然が豊か」な印象を受けたという。ダイビングやSUP(スタンドアップパドルボード)などマリンスポーツが趣味で、島ではケイビングに挑戦する予定。

 

辞令交付に当たり、今井力夫町長は「コロナ禍も明け、県内外から多くの観光客の方が沖永良部島に来島していただいているところ。池中さんのポテンシャルを十分に発揮していただき、本島の観光振興に寄与していただきたい」と期待した。

 

池中さんの配属先は企画振興課。任期は最長3年。「初めての仕事なので最初は手探りだが、旅行や島好きとして、沖永良部をもっと知ってもらい、楽しんでもらえる企画を考えたい」と意気込んだ。