伸びやかな歌声披露　わらべシマ唄大会　県奄美パーク

第１７回わらべシマ唄大会が「こどもの日」の５日、奄美市笠利町の県奄美パークで開かれた。奄美大島と加計呂麻島の小中学生計６８人が参加し、会場いっぱいに伸びやかな歌声を響かせた。

 

大会は島唄を通した伝統文化の継承などを目的に同パークが毎年５月５日に開催している。今年は「奄美群島本土復帰７０周年記念」を冠に掲げた。

 

小学校低学年、同高学年、中学生の３部門で審査。「らんかん橋」を歌った原琴子さん（朝日小２年）、「よいすら節」を歌った原美波さん（朝日小４年）、「行きょうれ節」を歌った奥野乃佳さん（朝日中２年）がそれぞれ優勝し、宮崎緑館長から賞状と副賞を受け取った。

 

山元眞琴審査委員長は講評で「受賞者も今回は受賞を逃した人も、それぞれ奄美の文化を背負って立つ立派な後継者。自信を持って日本に、世界に羽ばたいてほしい」と激励した。

 

連休中ということもあり、大会があった午前９時から午後３時までに約５００人が入館。会場は家族連れや旅行者らでにぎわった。前回の優勝者もゲスト出演し、大会に華を添えた。

優勝以外の入賞者は次の通り。（敬称略）

 

【小学校低学年の部】▽２位　大山煌人（笠利小１年）▽３位　竹山凛（赤徳小３年）

【小学校高学年の部】▽２位　奈良恵美（笠利小４年）▽３位　橘聖奈（笠利小５年）

【中学生の部】▽２位　藤原梨月香（田検中３年）▽３位　萩原ふく（芦花部中３年）