冊子を県立図書館に寄贈 写真家の荒木さん

2020年06月26日

芸能・文化

荒木さん(左)から冊子を受け取る奄美図書館の日高館長=23日、奄美市名瀬の県立奄美図書館

荒木さん(左)から冊子を受け取る奄美図書館の日高館長=23日、奄美市名瀬の県立奄美図書館

 奄美群島の星空などを撮影している写真家の荒木マサヒロさんは23日、奄美の美しい星空を紹介した冊子「星を見に連れてって!」を奄美市名瀬の県立奄美図書館と鹿児島市の県立図書館に計6冊寄贈した。

 

 荒木さんは埼玉県出身。2013年夏に奄美大島を訪れた際に美しい星空に感動し、以後何度も足を運ぶうちに奄美の自然に魅了された。冊子は荒木さんが本紙レジャー面で19年4月から20年3月まで同じタイトルで連載した内容をまとめたもので、全96㌻。季節ごとの美しい星空の写真に加え、星座に関する解説や観察時のメモなども添えられている。

 

 県立奄美図書館であった贈呈式で荒木さんは「奄美で見る星空は教科書では分からない素晴らしさがある。冊子を通して星探しを楽しんでほしい」と話した。日髙京美館長は「子どもたちにも分かりやすく、奄美の星空が身近に感じる貴重な資料。多くの人に手に取ってもらえるよう、活用していきたい」と感謝した。同館では7月から児童書と一般の郷土コーナーで貸し出す予定。

 

 「星を見に連れてって!」の発売を記念したイベントが28日午後3時から、奄美市のツタヤ名瀬店である。