出土品を国指定重文に、小湊フワガネク

2016年03月12日

芸能・文化

小湊フワガネク遺跡から出土したヤコウガイで作られた貝匙(上)と、イモガイで作られた貝玉=奄美市教育委員会文化財課提供

小湊フワガネク遺跡から出土したヤコウガイで作られた貝匙(上)と、イモガイで作られた貝玉=奄美市教育委員会文化財課提供

   国の文化審議会(宮田亮平会長)は11日、ヤコウガイを加工した貝匙(かいさじ)といった古代の貝製品が数多く出土した奄美市名瀬小湊の「小湊フワガネク遺跡」の出土品1898点を新たに国の重要文化財(考古資料)に指定するよう文部科学大臣に答申した。同遺跡は2010年に国指定史跡に指定されており、遺跡と出土品がいずれも国の指定を受けるのは県内3例目で奄美群島では初。★②小湊フワガネク遺跡出土品(貝玉)160311向