陸自が救命講習 海開き、多彩な催しでにぎわう 伊仙町と天城町

2025年05月01日

地域

海開きイベントで救命活動のポイント伝える陸自奄美警備隊の隊員=29日、伊仙町の瀬田海海浜公園

【徳之島総局】伊仙町阿三の瀬田海海浜公園で29日、海開き(海びらき実行委員会主催)があった。今夏の海水浴の安全を願う神事が執り行われた後、奄美大島から来島した陸上自衛隊奄美警備隊員が救命講習を実施。子どもから大人まで一緒に救命方法の手順を学び、海の事故に備えた。

 

講習では衛生班の隊員が人体模型を使って実演。胸を圧迫する方法や、心停止の人を救命する医療機器AED(自動体外式除細動器)の使い方も解説した。来場した小学生たちも参加し、実際に胸骨圧迫をする部位やリズムを教わった。

 

講習会の後は砂浜に隠されたお菓子を探し出す宝探しも実施。未就学児や児童らは元気よく浜辺を駆け回り、探し出していた。

 

家族で海開きを楽しんだ伊仙町伊仙の公務員溝口愛由美さん(42)は「新型コロナが明けて久しぶりに海開きに来た。今年もたくさん遊びに来たい」と話した。

 

同日は天城町与名間の与名間ビーチでも海開きを開催。好天に恵まれて約500人が来場。大勢の親子連れが潮干狩りなどをして楽しんだ。