奄美会は4年ぶり参加 おはら祭、繁華街練り歩く 焼酎ストリートも盛況 鹿児島市

2023年11月04日

芸能・文化

おはら祭に参加した鹿児島奄美会の踊り連=2日、鹿児島市

【鹿児島総局】南九州最大の祭り「おはら祭」が2、3の両日、鹿児島市の繁華街・天文館周辺であった。2日の「夜まつり」には奄美出身者らでつくる鹿児島奄美会(奥山嘉次郎会長)の約150人も参加。そろいの法被を着て踊り、繁華街を練り歩いた。「焼酎ストリート2023」(県酒造組合、県酒造青年会主催)も同時開催され、奄美黒糖焼酎が人気を集めるなど多くの人でにぎわった。

 

今年のおはら祭は新型コロナウイルス禍前の通常規模に戻して開催された。2日間で延べ約1万4千人が参加し、郷土民謡の「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」などに合わせて総踊りを披露した。

 

鹿児島奄美会は4年ぶりの参加。本番に向けて10月から練習会を4回開いた。奥山会長(55)は「久しぶりに同じ古里の仲間が集まって一緒に踊ることができた。練習を重ねたので踊りも合っていたと思う。来年も参加したい」と語った。

 

奄美黒糖焼酎も人気を集めた「焼酎ストリート2023」=2日、鹿児島市

 

焼酎ストリートは11月1日の「本格焼酎の日」に合わせて4年ぶりに開かれ、県内の100を超える蔵元の焼酎が3杯1千円で販売された。奄美地区ブースでは奄美群島の黒糖焼酎25銘柄を提供。来場者は立ち飲み用テーブルで焼酎を味わいながら、楽しいひとときを過ごしていた。