峰岡さんが中学日本一に 奄美勢の活躍光る 民謡民舞全国大会

2022年08月09日

芸能・文化

中学生の部で優勝した峰岡歩嬉さん(中央)=6日、東京・台東区

小中学生を対象とした「2022年度民謡民舞少年少女全国大会」(日本民謡協会主催)が6~7日、東京・浅草公会堂で開催され、天城町立北中学校3年の峰岡歩嬉さん(ほこら)(奄美芸能徳之島)が中学生の部で優勝し、日本一の座を手にした。奄美勢ではこのほか、小学生低学年の部で原美波さん(あやまる会)が準優勝を飾り、同高学年の部で峰岡朋輝君(ほうらい)(奄美芸能徳之島)が3位に入るなど活躍した。

 

「むちゃ加那」を歌って中学生の部を制した峰岡さんは「小学2年から始めた島唄。上手に歌えず、悩んだこともあったが、出来なくても前向きに稽古と向き合った。中学生として参加する最後の大会。歌詞の意味を会場の皆さんに伝えようと丁寧に歌いました」と振り返り、「これからも島唄を通じて奄美の魅力、島の魅力を伝えたい」と抱負を語った。

 

母親のあかねさん(43)は「優勝しても謙虚さを忘れない娘を評価したい。島に生まれた事を誇りに思い、歌い続けて欲しい」。大会に同行した指導者の指宿桃子さん(30)は「諦めずに最後まで頑張った。伸びのある高音が彼女の魅力。立派でした」と期待を寄せた。