大賞は廣司健人さん 「奄美を写す」、5月3日から展示 奄美パーク・一村美術館

2023年04月26日

芸能・文化

大賞に選ばれた廣司健人さんの作品「朝日が照らす海」(主催者提供)

県奄美パーク・田中一村記念美術館主催の全国公募展「第2回奄美を写す写真展」の審査が23日、奄美市笠利町の同館で行われた。大賞には、廣司健人さん(26)=同市=の作品「朝日が照らす海」が輝いた。入賞・入選145点は5月3日から同館企画展示室で展示され、授賞式は7日にある。

 

同展は、世界自然遺産に登録された美しい自然や独特の地域文化などに囲まれた「奄美」をテーマに全国の写真愛好家から作品を募集し、島の文化振興と観光発展に寄与することを目的とする。一般的な写真展とは異なり、画像加工を認めることで、作品の「自由度」を高めているのが特徴。

 

今年は、南海日日新聞社報道部の井本久美記者が審査員長、芸術写真家の武部守俊氏が審査員を務めた。県外10人を含む102人から237点の応募があり、入賞10点、入選135点が選ばれた。

「奄美を写す写真展」の審査の様子=23日、奄美市

会期は5月3~28日(17日の休館除く)。時間は午前9時~午後6時(入館は5時半まで)。観覧無料。

 

入賞者と作品名は次の通り。(敬称略)

 

▽大賞 廣司健人「朝日が照らす海」▽美術館賞 谷ようこ「SDGs」▽優秀賞 ROCKY ARAKI「アンリ・ルソーがやってきた」、前島創一朗「額縁」、徳田美加子「徳之島マングローブ」▽佳作 土屋尚幸「紡ぐ」、稲村真矢「れいめい」、松岡天真「メランジと妹」、川原蓮成「晴露」、▽ヤング賞 前島沙綾「一人を照らす帰り道」