情感あふれる歌声で魅了 ツアー最終日に地元公演 和泊町出身の大山さん

2022年05月26日

芸能・文化

「花ノしずく」を歌う大山百合香さん(左から2人目)=22日、知名町

沖永良部島、和泊町出身の歌手、大山百合香さんの公演が22日、知名町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。大山さんは、情感あふれる歌声や軽快なパフォーマンス、沖永良部民謡など多彩な演出で13曲を熱唱して会場満席の296人の観客を魅了した。

 

8年ぶりのCDアルバム「ハナノヒ」の発売を記念して全国6会場で公演したツアーの最終日。オープニングは、知名町のしらゆり保育園の園児のダンスと琉球國祭り太鼓沖永良部支部の演舞が飾った。

 

大山さんのステージは、「永良部の子守歌」での透き通るような歌声で幕開け。「星の歴史」や「小さな恋のうた」など軽快なナンバーもあり、会場を盛り上げた。

 

沖永良部島や家族への感謝の思いを込めた楽曲「花ノしずく」では、琉球國祭り太鼓も演奏に参加。大山さんは目を潤ませて情感たっぷりに同曲を歌い上げた。

 

アンコールで、「サイサイ節」や「永良部百合の花」を披露すると、手踊りする観客の姿も見られた。大山さんは演奏後、万感の表情で「ありがとう」と観客へ感謝を伝えていた。

公演の様子は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。