文化イベント開催へ連携確認 大島地区連絡協、3年ぶり対面協議

2022年06月18日

芸能・文化

22年度事業計画などを決めた大島地区文化協会連絡協議会の総会=17日、奄美市の奄美文化センター

大島地区文化協会連絡協議会(境賢勇会長、事務局・県大島支庁総務企画課)の2022年度理事会・総会が17日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。新型コロナウイルスの影響で対面での開催は3年ぶり。「方言の日」(2月18日)の広報活動など、地域文化の保存・継承の取り組みについて協議したほか、文化イベントの開催に向け自治体・団体の連携強化を図った。

 

群島内12市町村の文化協会や行政から関係者約40人が出席。境会長はあいさつで「(今年度は)例年にない文化イベントがたくさん実施される。奄美の文化振興に努めていくので協力を」と呼び掛けた。

 

22年度事業計画では、各市町村の文化活動をまとめた「文化協会報」(年1回、3月発行)を作成し関係機関に配布するほか、周知ポスターなどで方言の日や伝統文化の普及活動を継続。10月に奄美文化センターで開かれる「県民文化フェスタinあまみ2022」(同実行委員会主催)にも協賛する。

 

11月には喜界町で第19回大島地区生涯学習大会・第22回大島地区広域文化祭を同時開催する。来年1月に知名町で開催される「危機的な状況にある言語・方言サミット」(文化庁など主催)に協力することも確認した。

 

協議後の事例発表では、奄美市、瀬戸内町、徳之島町、与論町の担当者が各文化協会の活動を報告。コロナ下の文化継承や文化祭の開催状況などについても意見を交わした。