歌声届け、伸びやかに わらべシマ唄大会 県奄美パーク

2024年05月06日

芸能・文化

32人の児童生徒が歌声を披露したわらべシマ唄大会。中学生の部で優勝した津畑杏朱さん=奄美市笠利町の県奄美パーク

「こどもの日」の5日、奄美市笠利町の県奄美パークで毎年恒例の「わらべシマ唄大会」があった。島唄を通じた伝統文化の継承を目的に、同パークが主催し今年で18回目の開催。奄美大島の小中学生32人が出場し、伸びやかではつらつとした歌声を会場いっぱいに響かせた。

 

大会は小学校低学年、同高学年、中学生の3部門で審査。蘇小梅さん(赤徳小2年)、土谷笑鈴さん(朝日小5年)、津畑杏朱さん(名瀬中2年)が優勝し、宮崎緑館長から表彰を受けた。

 

山元眞琴審査員長は講評で「島唄は今や日本を代表する一つの文化に発展している。これからも誇りと自信を持ち、島唄の勉強をしてほしい」と激励した。

 

ゴールデンウイーク終盤のこの日、午前9時の開館から大会が終了した午後3時ごろまでに約500人が入館。訪れた観光客も足を止め、歌声に聞き入る姿が見られた。前回大会の優勝者もゲスト出演し、大会に花を添えた。

 

優勝以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

【小学校低学年の部】②瀬本えま(古仁屋小3年)③石川謡衣(宇宿小3年)

【小学校高学年の部】②奈良恵美(笠利小5年)③泉璃音(同)

【中学生の部】②鼎沙羅(古仁屋中3年)▽③泉奏音(笠利中3年)