親子で原図コン入選 本場奄美大島紬 奄美市名瀬の兒島公美子さん、萌乃花さん

2023年03月17日

芸能・文化

原図コンテストで入選した(前列左から)兒島公美子さん、萌乃花さん親子ら=16日、龍郷町

2022年度本場奄美大島紬原図コンテストで、県職員の兒島公美子さん(44)=奄美市名瀬=と奄美小学校1年の萌乃花さん(7)親子の作品が入選した。20年に大島支庁に赴任してから大島紬のファンだという兒島さんは「自分の描いた絵が反物になるのはすごいこと。親子で入選して喜びも2倍です」と笑顔で話した。

 

コンテストは、本場奄美大島紬の需要拡大と産地活性化を目的に奄美群島地域産業振興基金協会(理事長・牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長)が主催。22年度は全国から197点(一般164点、高校生以下33点)の応募があり、製造業者の審査で12点(一般9点、高校生以下3点)が入選した。

 

兒島さんの作品は「奄美レース」をテーマに、リュウキュウアサギマダラやアマミセイシカなど奄美の動植物を黒地に白のレースのように表現した。萌乃花さんは奄美の星空をイメージした幾何学模様をクレヨンでカラフルに描いた。

 

萌乃花さんは「定規を使ってきらきら光る星をたくさん描いた。色や形が上手にできた」と笑顔。兒島さんは「レースは魔よけの意味があると聞いた。着る人を守ってくれる着物になったらいいなと思った」と話した。

 

入選作品は製造業者が反物に仕上げ、来年の製品化コンテストに出品される。

 

二人の作品をそれぞれ選んだ前田紬工芸の前田圭祐専務取締役(36)と夢おりの郷の南晋吾社長(41)は「今まであまりなかった斬新な柄。大島で再現するのは難しいがチャレンジしたい」「1年生と聞いて驚いた。将来は紬のデザインに関わる仕事についてくれたらうれしい」と話した。