門下生５人、上位入賞　太月ピアノ教室（奄美市）　ピアコン全国大会

幼児から一般、音楽専攻の学生までが参加するピアノコンクール、第７回「Ｐｉａ-Ｃｏｎ（ピアコン）」の全国大会が８月１日、東京都のかつしかシンフォニーヒルズであり、奄美からは太月ピアノ教室（奄美市名瀬有屋町）の門下生５人が上位入賞した。学年・ジャンル別の各部門で平莉乃さん（芦花部小３年）、泉結菜さん（朝日小５年）、松下紗彩さん（朝日中２年）、泉菜々美さん（同３年）が優秀賞、平結衣音さん（大島高３年）が優良賞に輝いた。

 

全国大会には各地から１１７人が出場。太月ピアノ教室の５人は昨年１２月に奄美市であった地区予選と今年２月に熊本県で行われた同本選を突破し、全国大会の切符を手にした。

 

全国大会ではそれぞれ新曲に挑戦。本番は暗譜して演奏するため、半年ほどかけて特訓を積み曲を仕上げた。

 

姉妹で出場した泉菜々美さんと結菜さんは「当日は無心で弾いた」「よく間違える所をうまく弾けるよう練習した」と振り返った。

 

平莉乃さんは「緊張したけど上手にできた」と手応えを感じた様子。松下さんは「連打が多い曲で難しかった。今度は優しい雰囲気の曲にも挑戦したい」と話した。

 

平結衣音さんは全国大会後、霧島市であった県高校音楽コンクールでもピアノ部門で銀賞を受賞。「ピアノはしばらく休み、今後は管理栄養士を目指して勉強を頑張りたい」と将来の目標も語った。

 

指導した太月浩美さん（６３）は「台風に見舞われながら本当によく頑張った。これを糧にレべルアップしてほしい」と期待した。