奄美群島1072人が小学校卒業
2019年03月23日
子ども・教育
奄美群島各地の小学校で22日、卒業式があった。2018年度の卒業生は奄美全体で1072人(男子555人、女子517人)。卒業生たちは保護者や在校生らに見守られながら卒業証書を受け取り、中学校生活へ気持ちを新たにした。
奄美市名瀬の伊津部小学校(末吉正承校長、児童212人)では、36人が卒業。同校の卒業生は累計7896人となった。
末吉校長は「友を信じ、一人一人の良さに気づかせてくれる学級だった。これからの皆さんの歩みは穏やかな波の日だけとは限らないが、晴れ晴れとした青く広い世界があることを信じてほしい」と式辞を述べ、卒業生を激励した。
「お別れの言葉」では、卒業生が6年間の思い出を振り返りながら保護者や教職員、在校生らに感謝を伝え、「旅立ちの日に…」などを合唱。在校生も祝いの言葉と歌を贈り、互いに別れを惜しんだ。
卒業生は「『やるならやるでしゃんとやれ』の校訓を胸に刻み、校庭に根を張るガジュマルのように大きくたくましく生きていく」と誓い、最後は「行きゅんにゃ加那」の合唱と温かい拍手に見送られ会場を後にした。
大島教育事務所によると、本年度、卒業生がゼロの小学校は秋徳、池地(瀬戸内町)、円(龍郷町)の3校。
卒業生1人は▽奄美市 市、佐仁▽大和村 今里▽宇検村 久志、名柄▽瀬戸内町 篠川、西阿室、与路、油井▽徳之島町 手々▽天城町 西阿木名小三京分校▽伊仙町 馬根、糸木名―の13校。