「奄美くろうさぎ留学」始まる 奄美市

2018年04月13日

子ども・教育

「奄美くろうさぎ留学」で市小中学校で学ぶ(右から)谷口隆太さん、澤田和於君、澤田茅弥君

「奄美くろうさぎ留学」で市小中学校で学ぶ(右から)谷口隆太さん、澤田和於君、澤田茅弥君

 奄美群島外の児童生徒が奄美市の小規模校に留学する「奄美くろうさぎ留学」が4月から始まった。初年度の2018年度は関東や関西などから計8人の児童生徒が制度を活用し奄美での学校生活に入った。留学生たちは早速、自然や地域の人たちとの触れ合いを楽しんでいる。

 

 同市の離島留学支援事業の一環。小学3年~中学3年が対象で、受け入れ期間は原則1年以上。本年度は小学生4人、中学生4人が市内5校に通う。内訳は住用中2人、市小中3人、芦花部小1人、崎原中1人、佐仁小1人。

 

 市小中学校(神宮司善文校長、児童生徒11人)では12日、全校児童生徒でレクリエーションを行った。兵庫県淡路島から来た小学3年の澤田茅弥君(8)、同5年の兄和於君(10)、広島県広島市から来た中学2年の谷口隆太さん(13)の3人も笑顔を見せて、他の児童生徒とジャンケン列車を楽しんでいた。

 

市小・奄美くろうさぎ留学始まる②180412宅間 茅弥君は「自然の中で暮らすのが夢だった。奄美は自然に囲まれているから留学を決めた。砂浜で漂流物を探すのが楽しみ」、和於君は「奄美は海とサンゴ礁がきれいで、熱いのが印象に残った。方言が難しいけど早く覚えて地域の人と話せるようになりたい」、谷口さんは「市小中学校は明るい人ばかりですぐ仲良くなれた。海が好きなので素潜りをするのが楽しみ」と話した。