かごしま総文、あす開幕 全国の高校生集う 県内8市町、奄美市は郷土芸能部門

2023年07月28日

子ども・教育

本番を2日後に控え、最終リハーサルを行う2023かごしま総文総合開会式の出演者たち=27日、鹿児島市の西原商会アリーナ

鹿児島県で初開催される第47回全国高校総合文化祭(2023かごしま総文)が29日に開幕する。期間は8月4日までの7日間。県内8市町で19規定部門と3協賛部門の発表があり、全国から約2万人の高校生が参加する。郷土芸能部門は7月30日から8月1日まで、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で開かれる。

 

「文化部のインターハイ」とも呼ばれる全国高総文祭は、1977年から各都道府県が持ち回りで開催。かごしま総文は全国一巡目の最後を飾る。奄美群島からは大島、奄美、徳之島、沖永良部、大島特別支援の5校が出場予定で、実行委員として運営に携わる生徒もいる。

 

大会テーマは「47の結晶 桜島の気噴(いぶき)にのせ 紬(つむ)げ文化の1ページ」。初日は鹿児島市で総合開会式とパレードがあり、県の公式ユーチューブチャンネルでもライブ配信される。開会行事には、秋篠宮さまと長男の悠仁さまが出席される。

 

奄美市で行われる郷土芸能部門には、全国から52団体が出場予定。「伝承芸能」「和太鼓」の2部門で生徒らが日ごろの練習の成果を発揮する。最終日には生徒交流会も催されるほか、歌手の元ちとせさんが特別出演して島唄を披露する。

 

同部門の開会式は30日の午後1時からで、高校生による演舞は一般観覧も可。入場無料。