きょうまで理科作品展示会 小中学生の作品107点 奄美文化センター

2022年09月04日

子ども・教育

多くの親子連れが子どもたちの作品を見に訪れた、奄美市理科作品展示会=3日、奄美市名瀬

奄美市教育委員会が主催する2022年度「夏休み理科作品展示会」は3日から、同市名瀬の奄美文化センターで開かれている。市内の小中学生が夏休みに手掛けた自由研究や昆虫、貝殻の標本などの特選作品107点を展示。会場には初日から多くの児童生徒や親子連れが訪れ、自分の作品を探したり、他の作品と見比べたりしていた。展示会は4日正午まで。

 

展示作品は研究記録と標本(岩石、植物、貝、昆虫)。今年は各学校の校内審査を経た計381点の作品が集められた。市内の理科主任教諭や専門家ら約30人が1日、同センターで審査を行い、特選107点、入選274点を選んだ。

 

会場に訪れた奄美小4年の下釜陽仁君(10)は、ずらりと並んだ作品に興味津々の様子。「魚の標本や昆虫採集など、いろんなことが書かれていて面白い」と感想を話した。

 

「幼虫の変身」をテーマに、チョウがさなぎになり羽化するまでの過程を観察した赤木名小3年の原口さつきさん(8)は「ツマグロヒョウモンの幼虫がさなぎになる瞬間を見ることができた。学校で習ったモンシロチョウとは形などが違って面白かった」と振り返り、「一生懸命頑張ったので特選をもらえてうれしい」と笑顔を見せた。