オーケストラの調べ楽しむ 子どもらが指揮にも挑戦 大和村

2023年11月28日

子ども・教育

オーケストラの指揮を体験する児童=27日、大和村体育館

大和村体育館で27日、関西フィルハーモニー管弦楽団によるコンサートがあった。大和中学校と村内の小学校4校の児童生徒や保護者、地域住民など約150人が来場。オーケストラが奏でる美しい調べを楽しんだ。

 

文化庁が実施する2023年度学校巡回公演事業の一環。大和中が同事業に応募し開催が決まった。

 

この日は団員63人が出演。歌劇「ウィリアム・テル」序曲の「スイス軍の行進」で開幕し、楽器紹介ではパートごとに楽器の構造や音色の特徴を紹介した。動物がテーマのクラシック曲などを披露し、重厚感あふれるハーモニーを会場に響かせた。

 

後半は指揮者体験があり、代表で3人の児童生徒が挑戦。「ハンガリー舞曲第5番」に合わせて、リズミカルに拍を刻んだ。プログラム終盤には大和中の校歌も演奏し生徒が指揮を担当した。アンコールは「ラデツキー行進曲」。活気あふれるメロディーに会場からは手拍子が鳴り響いた。

 

指揮者体験に参加した大和小1年の川上優奈さん(7)は「音程が階段みたいに上がっていくのが楽しかった」と笑顔。校歌の指揮を振った大和中3年の杉島大翔(やまと)さん(14)は「オーケストラの迫力に圧倒された。動物を表現した音楽が印象に残った」と話した。