互いの地域、文化を紹介 バリ島の子どもとオンライン交流 天城町・兼久小

2023年02月01日

子ども・教育

バリ島の子どもたちへ向けて手を振る児童=30日、兼久小

天城町立兼久小学校(仮屋浩一校長、児童51人)とインドネシア・バリ島の子どもたちとのオンライン交流が30日、同小であった。同小5、6年生の児童12人が参加。お互いの地域に生息する希少動物、文化などについて紹介し合って親睦を深めた。

 

オンライン交流は児童らが他地域の人たちに徳之島の魅力を紹介する「われんきゃガイド」の一環で実施。日本とインドネシアで環境保全団体の相互交流を推進している一般社団法人「あいあいネット」(横浜市、長畑誠代表理事)が主催した。

 

オンライン交流に参加したのはバリ島の西部にあるムラヤ村クラタカン集落の子どもたち8人。同地域は国立公園地域が近いことから、バリ島の固有種である鳥「カンムリシロムク」の保護活動に取り組んでいる。

 

交流は通訳を介して行われ、同集落の子どもらはカンムリシロムクの生態や特徴について説明。バリ州の州鳥として大切にされていることやサルやヘビ、ワシやタカなどの天敵も多いことを伝え、「このかわいい鳥がもっと増えて集落を自由に飛び回れるように大切にしたい」と目標を語った。

 

兼久小の児童らはこれまでに学んできた徳之島の希少野生動物や米作り、黒糖作りなどについて紹介。「今の気温は?」「普段どんな遊びをしている?」「どんな果物が取れますか?」などとお互いに質問を交わして、日本とインドネシアの共通点や違いについても学んだ。

 

徳之島固有種のトクノシマトゲネズミを紹介した中磯花奏さん(5年)は「これまでの勉強のおかげでトクノシマトゲネズミの特徴をうまく伝えられた」と発表を振り返り、「インドネシアと徳之島に意外な共通点が多いことが分かって楽しかった」と述べた。

 

通訳を務めたあいあいネットの山田理恵理事(57)は「子どもたちは生き物やお互いの地域にとても興味があるようで刺激になったと思う」とし、「遠く離れた違う国でも同様の活動をしていることを知って、今後の活動に生かしてもらいたい」と話した。

 

オンライン交流は31日、伊仙町の犬田布中でもあった。

カンムリシロムクについて説明するバリ島の子どもたち(右下)