伝統の追い込み漁に挑戦 奄美市芦花部小中 うろこの取り方も学ぶ

2022年06月16日

子ども・教育

網に掛かった魚を確認する子どもたち=12日、奄美市名瀬芦花部

奄美市の芦花部小中学校(木場敏朗校長、児童生徒48人)は12日、同市名瀬の有良海岸で追い込み漁体験学習を行った。児童生徒や保護者、地域住民が参加。潮の流れの影響で不漁となったものの、地域と連携して伝統漁法に親しんだ。

 

追い込み漁は泳いだり海面をたたいたりすることで音を立て、仕掛けた網に魚を追い込む伝統漁法で、同校の恒例行事。例年は他校の児童も受け入れて開催しているが、昨年から新型コロナウイルス感染拡大防止のため校区住民に限定して実施している。

 

木場校長は「追い込み漁は学校の歴史と伝統のある行事。活動を通して芦花部の豊かな自然を感じ、力を合わせて一つの目標に向かい絆を深めてほしい」とあいさつした。

 

児童生徒らは午前10時ごろから追い込み漁に挑戦。保護者と海に入り、海面をたたきながら海岸から約50㍍先に仕掛けた網へ魚を追い込んだ。回収した網にはカワハギやオジサンなど計8匹の魚が掛かり、小学1年生が教員の手ほどきを受けながら丁寧にうろこ取りをした。

 

参加した中学3年生の矢野琥太郎さん(14)は「波の力が強かったが、網の近くに魚がいる気配は感じた。大変だったからこそ、これから魚を食べるときに感謝したい」と話した。