児童ら芋掘り体験 農業の大変さも学ぶ 龍郷町

2023年10月17日

子ども・教育

イモ掘りを楽しむ児童ら=15日、龍郷町浦

龍郷町農林水産課企画の第3回「子ども農業体験」が15日、同町浦の畑であった。未就学児から中学生までの子どもたちと、その保護者ら約50人が参加し、5月に植え付けたサツマイモ掘りを体験。農業の大変さも学びつつ、収穫の喜びを味わった。

 

企画は県の2023年度かごしまの〝食〟推進事業の一環。地産地消の推進や食育を目的に国からの交付金で実施した。

 

子どもたちは長靴を履き、手袋をして畑に入り、保護者と一緒に芋掘りに汗を流した。幼い子どもらもツタを両手で力いっぱい引き、大きな芋を掘り当てると歓声を上げた。

 

同課職員のほか、町地域振興公社職員や農業委員らも協力。収穫後は焼き芋や、かき氷を食べて団らんするなど、和やかな時間を過ごした。

 

龍郷小4年の辺木碧音(あおと)さん(10)は「芋が大きく成長していてうれしかった。細長いのなど、いろんな形のものが採れた」と笑顔で話した。

 

5月にサツマイモと一緒に植え付けを行ったトウモロコシは生育不良のため収穫できなかった。農林水産課の迫地政明課長は「残念だけど、これも農業。『大変なんだ』ということを覚えておいて」と教えた。

 

次回はダイコンの植え付けを予定している。