和泊中に感謝状 人権作文コンテスト応募協力で 法務省など

2024年01月10日

子ども・教育

長年の全国中学生人権作文コンテスト応募協力で感謝状を授与された和泊中学校の職員、生徒ほか関係者=9日、和泊町

和泊町の和泊中学校(山端達雄校長、生徒数145人)はこのほど、全国中学生人権作文コンテスト(法務省、全国人権擁護委員連合会主催)に毎年多くの生徒が応募し、中学生の人権意識の高揚に尽力したとして、主催者から感謝状を授与された。

 

コンテストは、人権尊重の重要性、必要性に理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けることを目的に1981年から実施している。奄美群島では同小のほか、奄美市の朝日中学校も感謝状を授与された。

 

和泊中では9日、3学期の始業式に合わせて伝達式があり、竹下安秀教育長から山端校長に感謝状が手渡された。

 

山端校長は「表彰に感謝。生徒には人権について考える機会にしてもらいたい」と述べ、23年度の同コンテスト奄美群島地区大会奨励賞を受賞した3年の山口咲希さん(15)は「受賞できると思ってなかったのでびっくりしている。新型コロナウイルス感染症に関わる差別について書いた。感染症の患者はかかりたくてかかったわけではなく、差別になるような言葉掛けはしないようにしたい」と話した。