地元の仕事を知る 「島のしごとフェア」開催 建設や運送など11事業者参加 与論高校

2023年07月01日

子ども・教育

事業所ブースで熱心に話を聞く生徒(右)=23日、与論高校

【沖永良部総局】与論町の県立与論高校(甲斐修校長、生徒119人)は23日、同校体育館で生徒を対象にした「島のしごとフェア2023」を開いた。島内の建設業や運送業、美容、福祉施設など11事業所が参加。生徒は興味のある事業所ブースを回って会社の特徴や仕事内容、やりがいなどを聞き、自身の進路の参考とした。

 

フェアは地元事業所を知り、自身の進路研究や将来設計の一助とすることなどを目的に昨年度から2回目。町商工会が協力した。

 

生徒は三つのブースを選んで回り、事業所から説明を受けた。各事業所とも工夫を凝らし、校庭で作業車やドローンの操作実演があったほか、美容関係で前髪カットの実務体験も。質疑応答では生徒が質問するなどして熱心に学んでいた。

 

生徒らは「将来与論で働くときの参考になった」「説明に実演があって良かった」「人材派遣など与論のために活動しているところがあり、すごいと感じた」などと感想。

 

事業所からは「将来は与論で働く選択枠もあると考えてもらう良い機会になった」「進路を考える高校生に、島ならではの畜産や農業の魅力などを伝えられた」「私たちの事業所の課題も分かり勉強になった」などの声が聞かれた。