壁新聞が日本環境協会賞 絵日記部門優秀賞に上米良さん 阿室小中児童、2部門入賞 全国エコ活コン

2024年02月29日

子ども・教育

壁新聞部門と絵日記部門で児童らが入賞した阿室小中エコクラブ=28日、宇検村阿室

公益財団法人日本環境協会が主催する2023年度「全国エコ活コンクール」の結果がこのほど発表され、宇検村立阿室小中学校(中村正治校長)の児童らが2部門入賞を果たした。壁新聞部門で3、4年生が手掛けた「阿室っ子環境文化新聞」が日本環境協会賞、絵日記部門で上米良心菜さん(4年)が優秀賞を受賞。表彰式は3月24日に東京都であり、代表児童らが出席する。

 

コンクールは、児童生徒らが環境活動の成果をまとめることで、新たな気付きを得るきっかけをつくることが目的。同協会に登録している地域や学校単位の「こどもエコクラブ」を対象に毎年実施している。今年度は壁新聞部門に120点、絵日記部門に224点、デジタル部門に8点の応募があった。

 

阿室小中では22年度から学校全体でエコクラブの活動に取り組んでいる。壁新聞は年1回、学年ごとに作成。児童らは地域の自然環境だけでなく、伝統行事や島料理、特産物などについても調べてまとめた。

 

絵日記では、それぞれが身近に取り組んでいることなどを記録。上米良さんは「(受賞は)びっくりしたけどうれしかった。節電や節水、食品を無駄にしないことなどを心掛けている。これからも続けたい」と話した。

 

表彰式で壁新聞の内容や同校の環境活動について発表する宮原和玖君(3年)と姉の怜さん(5年)は「奄美にいるサシバの数が分かるようグラフで表して工夫した。サシバの生態を知ってほしい」「伝統行事や食べ物など、奄美の文化を伝えたい」とそれぞれ語った。