夏休みに西表島視察 奄美こども環境調査隊

2019年06月30日

子ども・教育

奄美市内の小中学生6人に任命状が送られた「奄美こども環境調査隊」の任命式=29日、奄美市役所

奄美市内の小中学生6人に任命状が送られた「奄美こども環境調査隊」の任命式=29日、奄美市役所

 環境問題をテーマに、子どもたちが現地調査や体験学習を行う「奄美こども環境調査隊」(奄美市教育委員会、南海日日新聞社主催)の任命式が29日、奄美市役所であった。隊員に選ばれたのは奄美市内の小中学生6人。夏休み期間中に世界自然遺産候補地の沖縄県西表島を視察し、環境保全に向けた課題の解決策を探る。

 沖縄タイムス社と沖縄美ら島財団が主催する「沖縄こども環境調査隊」とのタイアップ企画。3年連続4回目の合同視察となる今年は、広政華乃さん(芦花部小5年)、泉優音さん(小宿小5年)、岩崎二子さん(伊津部小6年)、倉井潤那さん(名瀬小6年)、村田心さん(奄美小6年)、泉美乃(赤木名中2年)が参加する。

 任命式で市教委の要田憲雄教育長は「奄美、沖縄のいいところや環境問題についてしっかり学び、学校や地域、島内外に広く伝えてほしい」と激励した。

 隊員は「積極的に活動に取り組み、多くのことを学びたい」「天然記念物や絶滅危惧種などについて調べたい」「活動を通して、自信を持って奄美の魅力を伝えられる人になりたい」などと抱負を語った。

 現地視察は7月22日から3泊4日の日程で実施し、森林散策や漂着ゴミ問題についての学習などを計画。奄美大島での事前学習も予定している。