子ども主体で企画・開催　てぃだフェスに１５０人来場　徳之島町

徳之島町のジュニア・リーダークラブ「てぃだまい隊」が企画する音楽イベント「てぃだフェス２０２２」が９日、町生涯学習センターで開かれた。隊員らは会場設営などイベント運営に取り組み、島内のダンスチームや島唄の唄者ら計８組の出演者を裏から支え、来場した観客１５０人を楽しませた。

 

てぃだまい隊は町内の小学生～高校生約３０人が所属。地域のボランティア活動やイベントなどに参加している。同フェスはコロナ下での楽しみの場をつくるために隊員らが一念発起。企画や出演交渉、舞台設営の事前準備や当日の受け付け、司会進行、音響・照明なども子どもたちが主体となって開催した。

 

ステージのトップバッターは小中学生のダンスチーム「徳之島ダンスィング」。ＪポップやＫポップの曲に合わせて切れのあるダンスで観客を沸かせた。同チームの青山湖音さん（東天城中３年）は「緊張したけど楽しかった。同級生もイベント開催のため準備してくれていたので私たちも頑張って踊れた」と息を弾ませた。

 

会場で受け付けを担当していた東郷千広君（手々小６年）は「裏方の仕事をいろいろやってみて、僕たち子どもでもできることは多いと分かった」と話し、「久しぶりのイベントを楽しんで連休の思い出にしてもらいたい」と笑顔を見せた。