子ども教育)島外生活をアドバイス 高校卒業生と島立ち座談会 沖永良部島・シマスキ

2024年03月14日

子ども・教育

島外生活の楽しみや不安を語り合った座談会=8日、知名町

卒業式を終えた高校3年生を対象とした「ちばりよー島立ち座談会」が8日、知名町のコミュニティースペース「entaku」であった。高校生と役場職員や大学生など島内外の島関係者約50人が参加。進学や就職で島を出る高校生を囲んで、島外生活の楽しみや不安を語り合い、交流を深めた。

 

沖永良部島の活性化や島外にいる出身者の活動サポートなどを担う若者組織シマスキ(窪田貴史代表理事)が主催。2018年から続くワカモノ交流会に、20年から高校生を加えて毎年開き、島外にいても島に関わる人材育成を図っている。

 

座談会では初めに、和泊、知名両町役場の担当者が島の紹介や町の取り組みなどを紹介したほか、島外生活を経験した先輩として、詐欺など犯罪に巻き込まれないための心構えや映画館、旅行などの楽しみ方を助言。えらぶ島づくり事業協同組合、えらぶ手帖、シマスキ、沖永良部島出身者組織「沖洲会」の活動紹介もあった。

 

後半は5グループに分かれて意見交換。島外に住む島出身の若者もウェブ参加し、高校生からの質問に答えた。高校生の「大学で友達ができるか不安」との声には「時がたてば自然に似たような人が集まり、友達になれる。構えないで」などとアドバイス。「離れ離れになる彼女と遠距離恋愛を続けるこつは」との質問には「男性側から小まめに連絡し、不安にさせないで」などの意見があった。