学校給食週間はじまる 県内の小中学校

2022年01月27日

子ども・教育

郷土料理の給食を楽しむ児童ら=26日、奄美市の名瀬小学校

「鹿児島をまるごと味わう学校給食週間」が24日から県内の多くの小・中学校で始まっている。奄美市の名瀬小学校(廣司正良校長、児童347人)では26日、シブリ(冬瓜)やフル(ニンニクの葉)など郷土の食材を使った献立が提供され、児童らはおいしそうに給食を味わった。

 

「鹿児島をまるごと味わう学校給食週間」は1月24日の学校給食記念日にちなみ24~30日の全国学校給食週間に合わせて実施。県では地域の特産物や郷土料理、産業への関心を高め、健康管理や感謝の心を育む食育を推進するため、期間中県内産だけの食材を取り入れた給食を提供する。関連行事として、今年度は各学校ごとに食に関する指導や給食についての紹介などが行われる。

 

名瀬小では24日、給食委員会による放送での発表があり、給食がどのように作られるかなど口に入るまでの過程を紹介した。給食時間中は放送でクイズをしたり、その日の献立に使われている食材についての説明を行った。

 

1年生の教室では、ほとんどの児童が残さずに食べ、おいしそうにほおばる子もいた。泉洸誠君(7)は「おいしかった。フルやシブリが奄美の野菜だときょう分かった」と話し、永夕季さん(7)も「おいしくて全部食べられた。給食大好き」と笑顔で話した。