平田輝さん、曲作りの魅力語る

2018年06月10日

子ども・教育

平田さんの歌に盛り上がる生徒ら=9日、大和村の大和中学校

平田さんの歌に盛り上がる生徒ら=9日、大和村の大和中学校

 大和村の大和中学校(有村哲郎校長、生徒37人)で9日、文化芸術体験教室があった。講師は奄美市名瀬出身のシンガー・ソングライター平田輝さん(53)。生徒たちは平田さんの講話や作詞作曲体験を通して創作活動の魅力に触れた。

 

 平田さんは「よいすら節」のアレンジ曲などを歌い、「夢」について語った。平田さんが

50歳を機に「ともに夢を見よう。ともに挑み続けよう」を合言葉にNHK紅白歌合戦出場を目指すと宣言したことで「応援する人が増え、実現に向かっている」と紹介。「夢をかなえるにはまず周りの人に自分の夢を伝えよう」と呼び掛けた。

 

 作詞は「大和村」をテーマに創作。生徒たちが同村のいいところ、悪いところを挙げ、それを基に題名「わんきゃの大和村ビューティフォー」の歌詞をまとめた。

 

 作曲は平田さんがフレーズごとにさまざまなメロディーを提案。生徒たちが多数決でそれぞれのメロディーを選んだ。出来上がった楽曲を平田さんが披露すると生徒のほか、教室を見守っていた保護者も手拍子を送って会場は盛り上がった。

 

 3年生の稲元音色さん(14)は「自分を信じ続けることが夢をかなえる第一歩だと学んだ。みんなで作った曲を聞いて大和村はいいところだとあらためて思った」と話した。