德重さんら「こども環境大臣」に任命 鹿児島県

2018年12月27日

子ども・教育

省エネの取り組みを発表する久保さん(左手前)と德重君(左から3人目)=26日、鹿児島市の県庁

省エネの取り組みを発表する久保さん(左手前)と德重君(左から3人目)=26日、鹿児島市の県庁

 県は26日、自然環境の保護に意欲的な小中学生9人を「かごしまこども環境大臣」に任命した。奄美からは德重隆成君(龍郷町立円小学校5年)と久保すみれさん(奄美市立朝日中学校1年)が選ばれ、三反園訓知事から任命証を手渡された。

 

 県は県内の小中学生から環境レターを募り、優秀賞に選ばれた9人を「こども大臣」に任命している。今年は33校の2073人が応募。優秀賞のほか、奨励賞9点と学校賞2校を選んだ。

 

 任命式とともにサミットが開かれ、一人一人が意見を交わした。德重君は「海や山にごみがあるので、奄美の貴重な生き物が暮らしにくい環境になっている」と発表。久保さんは「買い物するときはマイバッグを持ち歩いています」と日ごろの取り組みを語った。

 

 三反園知事は「皆さんが先頭に立って環境問題に取り組んでほしい。一緒に地球を守ろう」と激励した。