思い込め、空高く ちびっこ手作りたこ揚げ大会 与論町

2024年01月16日

子ども・教育

たこ揚げを楽しむ参加者=6日、与論町

与論町の第4回全町ちびっこ手作り凧(たこ)揚げ大会(町老人クラブ連合会主催)は6日、同町のコースタルリゾート芝生広場であった。各集落の子ども会から約60人が参加。それぞれ新年の誓いとともに、1日に発生した能登半島地震犠牲者への追悼、被災者支援の気持ちを込めてたこを揚げた。

 

新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。たこは子どもたちが事前に自宅や子ども会で作った。「へのへのもへじ」や今年のえとにちなんだ漢字「龍」のデザインなど、個性豊かなたこがそろった。

 

この日はあいにく風が弱かったが、同老連会員らが高く揚げるこつを教えるなどサポート。子どもたちは世代間交流を楽しみながら空高くたこを揚げていた。

 

表彰式では「1番あがったで賞」「ほのぼの賞」「デザイン賞」など各賞が用意され、盛り上がった。同老連の麓才良会長(75)は「たこ揚げを通じ、子どもたちがたこを手作りをする中でいろんな工夫を学んでいく。これからもみんなで一緒に大空にたこを揚げて1年の誓いを立て、たくさんの人が集まる与論の伝統行事にしたい」と話した。