手作りキビの売り上げ寄付 ウクライナ人道支援金に 龍瀬小学校

2022年04月08日

子ども・教育

人道支援金を日赤龍郷町分区長の竹田町長(右)に手渡す龍瀬小学校の卒業生=6日、同町役場(提供写真)

ウクライナ支援に貢献しようと、龍郷町の龍瀬小学校(堀内俊勝校長、児童81人)は6日、日本赤十字社龍郷町分区に人道支援金を寄付した。昨年度、同校が栽培したサトウキビの売り上げで、日赤本社を通じて現地に届けられる。

 

同校は総合学習の一環で、校区住民らと協力してサトウキビを栽培している。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で黒糖作り体験が中止となり、収穫したサトウキビは製糖工場に買い取ってもらった。

 

キビの売り上げについては、教職員や保護者らの意向を確認し、ウクライナ支援への活用を決めた。織地さえみ教頭は「次年度のキビ栽培に活用することもできたが、『今はウクライナ支援に使おう』との意見で一致した」と話した。

 

支援金は6日、3月に同校を卒業した龍南中学校1年の清田美莉愛さんと奥琥天さんから、日赤龍郷町分区長の竹田泰典町長に手渡された。竹田町長は「(ウクライナ情勢に)奄美の子どもたちも心を痛めている」と思いを受け取った。