採れたてピーマンのお味は? 生徒が栽培し給食の食材に 大和中

2022年07月20日

子ども・教育

クラスメートが育てた野菜を味わう生徒ら=19日、大和中

大和村立大和中学校(抜水茂樹校長、生徒31人)の3年生が授業中に育てたピーマンが19日、村給食センターで調理され、クラスメートに振る舞われた。育てた生徒は「残さず食べてもらえてうれしい」「味もばっちり。おいしかった」と笑顔で話した。

 

大和中の3年生15人は技術の授業の一環で野菜作りに取り組んでおり、校内でピーマン、スイカ、トウモロコシ、ナス、キュウリ、トマトを育てている。技術科担当の小山繁教頭の指導の下、生徒たちは4月中旬に苗の植え付けと種まきを行い、タブレット端末で成長を記録しながら水やりや支柱立てなどの管理を続けてきた。

 

スイカとトウモロコシ以外は班ごとに栽培しており、ピーマンは安住汰遥さん(15)、重信輝羅さん(15)、永田颯太さん(15)が担当。約30個を収穫し、かつお節としょうゆ、みりんで薄味に仕上げたいため物としてこの日の給食のメニューに加えられた。

 

友達がピーマンのおかずをおいしそうに完食する様子を見て、栽培した3人もほっとした様子。永田さんは「野菜は1日ごとに成長していくのが面白かった。採れたてを食べてもらえてうれしい」と話した。

生徒が作ったピーマンを使用した給食メニュー=19日、大和中学校