沖永良部の西郷に思いはせる 県内の青少年20人が来島

2018年08月04日

子ども・教育

格子牢の復元施設の中で周囲を見渡したり、座禅を組んだりする児童生徒=3日、和泊町の西郷南洲記念館

格子牢の復元施設の中で周囲を見渡したり、座禅を組んだりする児童生徒=3日、和泊町の西郷南洲記念館

 県立青少年研修センター主催の「郷土かごしまの未来を担う青少年の育成事業~沖永良部の西郷どんと敬天愛人~」の参加者が3日、沖永良部島入りした。和泊町の西郷南洲記念館や南洲神社など西郷隆盛の沖永良部島での足跡をたどった。

 

 事業は未来を担う青少年が歴史や自然、文化など鹿児島の魅力を再発見し、郷土愛を育むことなどが目的。県内の小学5年から高校2年までの20人が参加した。

 

 西郷南洲記念館では同館職員の宗敦さんの案内で西郷が入った格子牢の復元施設などを見学。参加者は格子牢の中で座禅を組み、当時の西郷の心境に思いをはせた。

 

 指宿市立丹波小6年の山口優杏(ゆあん)さん(11)は「牢の中に一人で入るのは怖そう。西郷さんは悪いことをしたわけではないのに、このような目に遭わされ、ひどいと思った」と話した。

 

 この日はマンゴー園での収穫体験や沖永良部高校エイサー部との交流もあった。

 

 沖永良部島での活動最終日の4日はフーチャやワンジョビーチ、田皆岬、昇竜洞、ジッキョヌホーなどを見学する。