環境問題学ぶ5人を任命 奄美・沖縄でフィールドワーク 児童生徒が決意表明 奄美こども環境調査隊

2022年07月03日

子ども・教育

調査に向け決意表明する隊員たち=2日、奄美市役所

児童生徒がフィールドワークを通して環境問題を学ぶ「奄美こども環境調査隊」(奄美市教育委員会主催)の任命式が2日、奄美市役所であった。市内の小・中学生5人を任命。隊員たちは世界自然遺産登録地である沖縄県西表島と奄美大島で、住民らと交流を広げながら現地調査や体験学習を行う。

 

奄美こども環境調査隊は自然環境への問題意識の醸成やリーダー育成などを目的に、2018年にスタート。今年は、橋口ゆいさん(住用小5年)、一鷹秀晴さん(朝日小6年)、中島拓夢さん(名瀬中1年)、小田島わかさん(金久中1年)、當原心美さん(赤木名中2年)が任命された。

 

任命式で隊員たちは「奄美と沖縄の環境を比べてみたい」「人と自然の共生関係について知りたい」などと決意表明。

 

村田達治教育長は「世界遺産登録を経て、奄美の注目度は一段と高まっている。島の環境問題への意識を高め、仲間と共に奄美の自然の素晴らしさや大切さを島内外へ発信できるリーダーを目指してほしい」と激励した。

 

西表島研修は25日から4泊5日の日程であり、地元の児童らと共にトレッキングやナイトツアーを通じて現地の自然環境や外来種駆除の取り組みについて学ぶ。8月は奄美大島での合同調査も行う。

 

学んだ内容は来年1月の奄美市まなびフェスタで発表する予定。