絵本で親子の触れ合い 奄美図書館で読み聞かせ教室

2023年05月24日

子ども・教育

親子29人が参加した県立奄美図書館の読み聞かせ教室=21日、奄美市名瀬

奄美市名瀬の県立奄美図書館(加峯美由紀館長)で21日、「お母さんとお父さんのための読み聞かせ教室」があった。あまみ子どもライブラリーの嘉原カヲリ代表が講師となり、子どもの関心を引き出す読み聞かせの方法や手遊び歌などを紹介。参加者も実践しながら親子の触れ合いを楽しんだ。

 

0~5歳の乳幼児を持つ親子を対象にした同館の恒例行事で、12家族29人が参加。はじめに図書館の職員が子どもの年齢に合った絵本の選び方などを紹介した。嘉原さんは「子どもは大好きな親の声や表情を通して絵本に触れ、心を育てている。親も一緒に楽しんで」と呼び掛けた。

 

参加した保護者たちは子どもと一緒にわらべ唄や手遊び歌などを楽しんだ後、子を膝に乗せてそれぞれに絵本の読み聞かせを行った。奄美看護福祉専門学校こども・かいご福祉学科の学生ら6人も参加し、子どもとの接し方を学んでいた。

 

父親と参加した奄美市名瀬の山下穂華ちゃん(3)は「絵本は三びきのやぎのがらがらどんが好き」と笑顔。父親の卓朗さん(33)は「毎日絵本の読み聞かせをしている。手遊び歌にとても喜んでいたので、家でもやってあげたい」と話した。