薩摩藩にならい和中郷中 和泊中
2019年07月14日
子ども・教育
和泊町立和泊中学校(上久保大介校長)は13日、年長者が年下を指導する「和中郷中(ごじゅう)」を開いた。受験勉強に励む3年生が先生となり、1年生に学習指導。互いに刺激し合い、夏休みに向けて学習意欲を新たにした。
薩摩藩でかつて行われた郷土教育「郷中教育」にならった取り組み。昨年度は沖永良部高校の3年生を講師として和泊中に招き初開催。先輩たちによる学習指導を通して受験の心得などを中学生が学んだ。
今回は、来春に高校入試を控える3年生の代表十数人が1年生52人に指導。事前に解いていた英語と数学のプリントを活用しながら3年生が1年生に問題の解き方などを教えた。
1年の通村璃央さん(12)は「教え方が分かりやすかった。私も3年生になる頃には今の3年生のように1年生に教えられるようになりたい」。3年の中村愉々(ゆゆ)さん(14)は「みんな理解力が高く、教えていて楽しかった。自分も目標の高校を目指して(受験勉強を)頑張りたい」と話した。